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映画の心理プロファイル

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『死の接吻』(1947 米)

前から一度、観てみたいと思っていたリチャード・ウィドマークのデビュー作にして
出世作である本作、やっと観ることができた♪
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原題:『KISS OF DEATH』(98分)
監督:ヘンリー・ハサウェイ
脚本:ベン・ヘクト チャールズ・レデラー
音楽:デヴィッド・バトルフ
出演:ヴィクター・マチュア
   コリーン・グレイ
   リチャード・ウィドマーク

当時流行っていたというドキュメンタリータッチのノワール映画です。
主演はハリウッドの肉体派俳優の先駆け的な人ヴィクター・マチュア(とろ~んとした目はスタローンにも似てる)で、
お話はもちろん彼を中心に進んでいくのだけれど、お目当てはこの人、リチャード・ウィドマーク。
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初出演映画で非情な殺し屋を演じたウィドマークは、当時32才。遅咲きの人だったんだね。
だけどそれだけに、ためにためていたエネルギーを迸らせるようにトミー・ユードーという役に命を吹き込んでいる。

ウィドマークというと、子供の頃からTVの洋画劇場で馴染みの人だった。
テレビだから声は吹き替えられていて、いつも大塚周夫さんが担当していた。
今回、若い頃のナマ声を聞いてみて、声質から喋り口調まで似ていることにちょっと感動。
声質が似ているとはいえ、喋り口調や独特の笑い方(ハイエナ笑い hyena laugh)などは
随分研究なさったんだろうな、大塚さん。

洋画劇場で見るウィドマークは、ほとんどが「いい人」役だったけれど、デビュー当時、特にこの映画は完璧な悪人。
その凄みは、さすがデビュー作でオスカー(助演賞)にノミネートされただけはあった。
下のYouTube映像は、逃亡した男への見せしめのために足の悪いその母親を車椅子ごと階段から突き落とすシーン。



悪辣非道とは、こういう男のためにある言葉かな。
手塚治虫さんがこのウィドマークを見てスカンクというハイエナ笑いをするキャラクターを作りだしたというのは有名な話。
デヴィッド・カルーソ主演の『死の接吻』(1995)は、この作品のリメイクだったんだね。
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by kiyotayoki | 2010-05-30 10:20 | 映画(さ行)

「谷根千」はお蔵の宝庫? その2

文京区の高台に別れを告げて、思い切って坂を下ることにした。
自転車で坂を下るということは、あとで上らなきゃならないってことだけど、
お蔵を探すためならそれくらいのリスクは覚悟しなくっちゃね(^^ゞ。

東大裏の坂道を気持ちよ~く下って、不忍池方面へ。
そこはもう台東区だ。
と、何かを建築するために解体された広い土地に出たと思ったら、
な、なんとその先にお蔵がひょっこり顔を見せているではありませんか!

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これは怪我の功名か。
となりのビルが解体されていなかったら、もしかしたらビルの陰になって見逃していたかも。
このお蔵は、どこのお宅の持ち物だろう。そう思って表の通り(不忍通り)に回ってみて驚いた。
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なんとこのお蔵は、横山大観記念館(台東区池之端1-4-24)の一部だった。
中に入って、お蔵がどう使われているのかうかがってみようとも思ったけれど、
まだ先があるので、今回はお蔵の場所を確認するだけにしておいた。
この日は次の予定があって時間が限られていたこともあったけれど、「谷根千」の「根」、根津はすぐそば。
タイムアップまでにせめて根津の町を走っておきたいと思ったのです。
考えてみたら、今まで走ったところは「谷根千」の周りだけだもの(^^;。

というわけで、一路根津を目指して不忍通りを走っていると、目の端にチラッと何かが映った。
ひょっとして?

急停止して引き返し、路地へ入って見ると、アッ

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あったぁ♪
何かに夢中になっていると、無意識(動物脳)が活性化して“ひらめき”や“第六感”が働きやすくなることは、
心理学だけでなく脳科学的にも検証されているけれど、これはまさにその実例?

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このお蔵は、外壁に使われている石が変わっていて、独特の風合いがある。
持ち主のこだわりが感じられて、思わず見とれてしまった。

だけど、今回は残念ながらここでタイムアップ。
次回は、本格的に地図を持って「谷根千」を探索してみたいものです。
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by kiyotayoki | 2010-05-28 11:20 |

「谷根千」はお蔵の宝庫? その1

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その日が来ることはわかっていたのだけれど・・・。

早稲田鶴巻町にあるお蔵の解体工事がとうとう始まってしまった。
つい数日前のことだ。

これでまた新宿区内から一つ、お蔵が消えてしまった。
さびしいことです。

でも、落胆していてもしようがない。
東京23区内のお蔵の現状を知っておくためにも、現存するお蔵の所在を確かめておきたい。

そこで、こないだの日曜日、ちょっと頑張って2時間ほど文京区から台東区にかけての路地を自転車で走り回って、お蔵探しをしてきました。

なぜ「文京区から台東区にかけて」かというと、
1ヶ月ほど前、文京区白山にある、いかにも古そうな喫茶店のマスターから貴重な情報をいただいたから。

「谷根千(やねせん)」という言葉があるんだそうです。
これは、文京区から台東区一帯の谷中・根津・千駄木周辺地区を指す総称らしいんだけど、
その一帯はあまり戦災に遭わなかったらしいのです。それだけにひと昔前の街並みが残っているんだそうな。
だからお蔵も比較的残っているのではないか、というのです。

行ってみると、確かに町並みが古めかしいというか懐かしいというか。
僕の住んでいるところは新宿区の中では比較的下町情緒が残っている地域なのだけれど、
それ以上に昭和な、三丁目の夕日的な町並みが残っているところなんだね、谷根千は。

手始めに本郷三丁目から路地裏に入ってみたら、
こんな木造の、しかも三階建ての建物が普通に建っていたりするから嬉しくなっちゃった。
これは探し甲斐があるぞ♪
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だけど、三丁目、四丁目、五丁目とあちこち行ったり来たりするのだけれど、なかなかお蔵は見当たらない。
あれえ、今日は空振りかぁ?

そう思った矢先に見つけたのがこちら。
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かなり小さめなお蔵で、地味。ブログに載せるほどのものじゃないかもしれないけれど、
小さくてもお蔵はお蔵。よくぞ建っていてくれました♪♪♪
このお蔵があるのは、本郷6丁目辺りです。

一軒見つかったので勇気百倍。
お蔵があることを信じてペダルをこいで走り回っていると、今度は西片2丁目辺りで、ンンッ♪
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木造の立派なお屋敷の一角に、母屋に負けないほどの風格をたたえたお蔵が建っているではありませんか(^_^)v。
それにしても、東京の空って何でこんなに電線だらけなんだろうネ。
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やっぱり「谷根千」ってお蔵の宝庫なんだな♪
嬉しくなってペダルをこぐ足も軽くなったような気がした。
・・・と、この後お蔵探しに拍車がかかっていくのでありますが、この続きはまた次回ということに(^^ゞ
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by kiyotayoki | 2010-05-27 09:48 |

『アズールとアスマール』(2006 仏)

ただ今、資格をとるために猛勉強中のRuijiさんに勧めていただいたアニメ映画『アズールとアズマール』。
あの『キリクと魔女』(1998)の映像作家ミッシェル・オスロ監督が2006年に発表した作品です。
アマゾンから届いたので、さっそく鑑賞(^_^)v

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原題:『AZUR ET ASMAR』(99分)
監督・原作・脚本:ミッシェル・オスロ
音楽:ガブリエル・ヤレド

『キリクと魔女』でも、その独特の色彩や造形、そしてストーリー展開に酔わせてもらったけれど、
本作も一つ一つのシーンがそのまま絵画やタペストリーとして壁に飾りたいような美しさとエキゾチックさに溢れている。
また、アラビックなお話もファンタジーとして存分に楽しめる作品に仕上がっておりました。

アズール(azur)はフランス語で「青」、アスマール(asmar)はアラビア語で「褐色」、つまり、これは『金髪碧眼のヨーロッパ人と褐色黒目のアラブ人の2人の若者』のお話。
人種や宗教の違いから起こる反目や差別、価値観の違いがベースにある。
なので、少々大人向きなのかもしれないけれど、そんなことはお構いなしに、登場人物達の魅力、色彩の豊かさに子供達もきっと魅了されるに違いない。

“いい子はね 大きくなって 海を渡るよ 救い出すよ ジンの妖精を そしてふたりは幸せに”

これはアラビア人の乳母ジェナヌが、領主の息子アズールと自分の息子アスマールに毎晩のように歌って聞かせた子守歌。

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兄弟のように育てられた2人。でも、領主である父の厳命で乳母はお払い箱に。2人は離れ離れになってしまう。
成長したアズールは、乳母の子守歌が忘れられず、妖精「ジン」を探すためジェナヌとアスマールの住む中東の国へと旅立ちます。

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演出的に面白いなと思ったのは、劇中に登場するアラビア語をあえて翻訳しないというところ。
吹替版で見たら、フランス語の部分は声優によって吹き替えられているけれど、アラビア語の部分は原語のまま。
もちろん何を言ってるのかわからない。
だけど、異文化の中に放り込まれたアズールの不安はこちらにひしひしとに伝わってくるし、それだけで異文化のムードが十分醸し出されちゃう。
オスロ監督はあるインタビューでこう答えていた。
「お互いの理解のためには、『違う』ということを受け入れなければなりません」
異文化の受容と融和、これがきっとこの監督のテーマであり、創作の原動力にもなっているんだろうな。
それは幼少時代にアフリカのギニアで過ごすという経験をしてるオスロ監督ならではなのかも。

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見ていて嬉しくなちゃったのは、『キリクと魔女』のキリクと似たキャラクターがこの作品にも出てきたこと。
それが、上の画像の真ん中にいる小さな女の子、シャムスサバ姫。
スピーディな動きにしろ、好奇心旺盛で無類のお節介焼きなところにしろ、キリクにそっくり♪
監督のお気に入りなんだろうな、このキャラは(^^。

テーマ曲を歌っているのは、スアド・マシ(Souad Massi)さんという、アルジェリアの歌手なんだそうな。




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by kiyotayoki | 2010-05-25 09:51 | 映画(あ行)

絵の中に見つけたお蔵

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※原田泰治さんの絵より
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by kiyotayoki | 2010-05-24 13:01 |

世界各国のキーボード

何の映画だったか記憶が曖昧なのだけれど、
007シリーズだったかなぁ、
中国に潜入したスパイがパソコンを操作しようとしたら、キーボードのキーが漢字だらけで戸惑うシーンがあった。

実際はどうなんだろうと、以前から疑問に思っていたのだけれど、
たまたま各国のキーボードを紹介するサイトを見つけたのでご紹介。

中国語
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キーの配列はこれ一つではないようなのだけれど、この漢字の数ですべてがまかなえるのかしらん???


韓国語
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タイ語
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シンハラ語(スリランカ)
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ヘブライ語
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アラビア語
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う~ん、アルファベットが付いているのが救いだけれど、これは戸惑いそうだ(^^;
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by kiyotayoki | 2010-05-22 10:41 | 閑話休題

神楽坂・青空フェスタ

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日曜日(5月16日)、神楽坂の商店街で「青空フェスタ」というイベントが催された。
雨天中止とのことだったけれど、幸い当日は、雲ひとつない青空♪
焼き肉の会でいつもお世話になる理清蘭さんや、馴染みのふくねこ堂さんも屋台を出すというので、夕方、陣中見舞いに行って来た。

ちなみに、我が家で使っている猫皿は、ふくねこ堂さんで買い求めたもの。
(だけど昨日、階段の途中に置いといたのを忘れて蹴落として割ってしまった。トホホ^^;)

イベント終了間近だったこともあって、ふくねこ堂さんの屋台の裏では、もう酒盛りが始まっておりまして、さっそく僕も仲間入り。

青空の下で飲むビールはまた格別♪
特にこの日は昼間2時間ほど、文京区内のお蔵を探して自転車で走り回っていたので、乾いたノドにきゅ~っと。
いやいや美味しゅうございました。

下の写真は、酒盛りにも参加していたMさんちの愛猫モンちゃん。
とっても気持ちよさそうですが、ビールを飲んで酔っぱらってるわけじゃありませんから念のため(^_^)v

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by kiyotayoki | 2010-05-19 10:44 | 閑話休題

ジャズピアニスト ハンク・ジョーンズの訃報

ハンク・ジョーンズが亡くなったそうだ。
91歳、今年の2月にも来日して、ブルーノート東京でお元気に演奏していらっしやったという。

長いキャリアの持ち主だけど、
マリリン・モンローがケネディ大統領にHappy birthday,Mr.Presidentを唄った時にピアノを弾いていたのも
ハンク・ジョーンズだったとのこと。
確かめてみたら、確かに薄~くだけどピアノの音色が聞こえてた。

Rest in Peace ,Mr.jones.


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by kiyotayoki | 2010-05-18 11:34 | ART

蔵の画廊 淡路町画廊

鏡のアート作家・茂井さんから、貴重な情報をいただいた。
もうすぐ壊されそうなお蔵がお茶の水にあるというのだ。
これは何としても行かなくては!
幸い、日曜日は好天に恵まれたこともあり、自転車を飛ばして行ってまいりました。

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あ、あった!まだありました♪♪♪
解体された広大な建設用敷地の片隅にポツンと・・・。

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蔦にからまる、というか、蔦の群生体のようなものが、お目当てのお蔵。
知らなかったけれど、こちらはつい先月までは『淡路町画廊』として扉が開かれていたのだそうだ。
※東京都千代田区神田淡路町2-11

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このお蔵は、大正6年(1917)に建てられたのだそうな。ということは築93年!
関東大震災に耐え、戦災の被害も奇跡的にくぐり抜けて今に至ったわけで、
これを壊すのはなんとも口惜しい。
それは、この建物の存在を知っている人なら誰もが思うことなのだろう。保存や移築の計画も検討されているらしい。
それがなければ、もうとっくに壊されていたかも。

このお蔵に関連するYouTubeの映像を見つけたので、興味のある方はご覧になってみてください。
お蔵の中も覗けますよ。






近くの湯島聖堂にいた奇怪なもの
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by kiyotayoki | 2010-05-17 09:54 |

マリリン・モンロー、TV初出演番組

別の映像を探していて、たまたま見つけたのだけれど、
マリリン・モンローがテレビに初出演した時の映像です。
マリリンが大好きなボーさん、これ、ご存じかしらん(失礼しました、ちゃんとご存じでした^^;)。



これは、1953年9月13日、マリリンがジャック・ベニー・ショーに出演した時のもの。
このショーは、1950年から1965年まで続いたバラエティの草分け的番組みたいですね。

この時、マリリンは27歳。若いし、スリムだし、美しい♪
そんなマリリンとキスまでしちゃうジャック・ベニー。役得です。

寸劇は、ハワイへの船旅の途中での出来事。
前夜、船内の劇場で『紳士は金髪がお好き』を観たジャックは、
デッキチェアでまどろんでいて夢と現実がわからなくなってしまい、
隣の太った女性をマリリンだと思い込んで追いかけていく。と、その女性がなぜか本物のマリリンに・・・というお話。
   ※『紳士は金髪がお好き』(GENTLEMEN PREFER BLONDES 1953)の公開は、
    米国では1953年7月18日。NYからパリへ船で旅するシーンがある。

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ジャック・ベニーは、万年39才を自認していたコメディアンらしく、マリリンもそれをギャグにして笑いをとっています。
ただ、この時ジャックはマリリンの年齢を25才と言ってる。
ってことは、この頃は2才サバを読んでたのかな、マリリンって(^^;

寸劇後に紹介されているけど、マリリンがこの番組に出演したのは、11月5日から公開される『百万長者と結婚する方法』(HOW TO MARRY A MILLIONAIRE)の宣伝のためだったようです。
映画界もテレビの影響を無視できなくなり始めていたということでありましょうか。

しかし、さすが米国。昭和20年代からもうテレビがそれほど普及していたんだね。
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by kiyotayoki | 2010-05-16 10:45 | 閑話休題