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映画の心理プロファイル

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Knock on wood(幸運が長続きしますように!)

名作『カサブランカ』(1942)といえば、思い出すメロディーは
やはり酒場のピアノマン、サム(ドゥーリー・ウィルソン)が歌う
"As Time Goes By"でしょう。



さすが名曲、聴かせますね~♪
だけど、サムが歌っているのはこの曲だけではありません。
映画が始まってまもなく酔客を巻き込んで歌うのがこの曲、"Knock On Wood"




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「おまじないだ、木を叩こう」と歌う"Knock On Wood"、
このおまじないの言葉を聞いたことがなくても、
映画のシーンで何か台詞を言ったあとに、
テーブルなどをコンコンと叩く仕草をするところをご覧になった方はいるのでは?

このおまじない、どういう時に使うかというと、
「ここんとこ、いいこと続きで」とか「宝くじが当たっちゃった」
なんて自分に起きたラッキーなことを人に自慢したあとにコンコンとやるんだって。

意味は、「この幸運が長続きますように」って感じかな。
良いことを口にしたとたんに災いが降り掛かってくることを避けるというおまじない的な意味合いがあるらしい。
いいことの反動で悪いことが起こらないように木に宿る精霊にお願いするためにコンコンとノックするというわけ。
木をコンコンせずに、言葉でKnock on woodと付け加えることもある。


このおまじない、ぜひ試してみたいのだけれど、
ここんとこ人に自慢できるようないいことが何も起きないのが悩みの種。
いいことを引き寄せるようなおまじないってないものでありましょうか(;^^
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by kiyotayoki | 2011-04-29 17:44 | 備忘録

また一つ、お蔵消滅?

「大変なんだよ、ちょっと見に来てくれる?」
そんな声が聞こえたような気がして、
幹線道路から脇道に入ってみると・・・。

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これは、修復のための足場ではないんだろうな。
既視感があるもの。こんな足場が組まれた後、解体されちゃったお蔵。
先月の大地震で、どこかに亀裂でも入ったのだろうか。

しかし、切ない。
この西新宿のお蔵を見つけたのは、つい先月のことなのに。
高層ビルが建ち並ぶ地域だからこそ、残っていて欲しいお蔵なのに。

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写真を見ていて気づいたのだけれど、お蔵の足下の袋に入っているのは屋根から落ちた瓦だろうか。
それを拾い集めたものだとしたら、屋根に重大な欠陥が発見され、それが原因で解体が決まったのかも。

いや、解体と決めつけるのはまだ時期尚早かな。
修復という可能性だってなくはない。
是非そうであって欲しいんだけどな。
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by kiyotayoki | 2011-04-25 12:25 |

水上バス初体験

雨の中、上京していた従兄弟と一緒に水上バスで両国からお台場まで
小一時間ほどの船旅を楽しんだ。
あいにくの天気で視界は良くなかったものの、水上バスは初体験だったので思いの外楽しめた。
東京って大阪と同じように運河の街でもあるんだということも再確認できたし。

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発着場の年季の入った受付嬢によると、
お台場の桟橋は地震のせいで、今はまだ船を横付けできないらしく、
水上バスは「船の科学館」の桟橋に着くとのことだった。
埋め立て地だけに、やはり土台の部分に液状化でも起きたんだろうか。
乗船客は、僕らを含めて3組だけで、これまた年季の入った男性ガイドさんは
テンションを上げるのに苦労なさっていたご様子(^_^;)。

桟橋に到着後、せっかくなので「船の科学館」を見学。
驚いたのは、展示物のひとつで、かつて南極観測船として働いていた宗谷の故事来歴だ。

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この船って、てっきり南極観測のために戦後建造されたとばかり思っていたのだけど、
なんと建造は戦前の1938年。しかも、当時のソ連のために建造されたものだったらしい(船名はボロチャエベツ)。
だけどその後、第二次世界大戦直前の情勢を睨んで、ソ連への引渡はなされず商船「地領丸」として竣工したんだそうな。
そして戦争が始まると、海軍の特務艦として働き、奇跡的に撃沈もされず終戦を迎えたんだとか。
でもって戦後、日本が南極観測を行うことになって、宗谷は南極観測船の役を仰せつかることになる。
というのも、宗谷は元々ソ連向けに耐氷型貨物船として建造されたからだ。

だけど、観測船として作られたものじゃないし、2千トンちょっとで船としてはかなり小さい(三代目の「しらせ」は1万トン以上ある)。
だから、あんなに苦労したんだな(皮肉なもんで、宗谷が氷に閉じこめられた時に助けてくれたのはソ連の砕氷船だったという)。

いやいや、オレンジ色のカラフルな船体からは想像もできないことだった。

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by kiyotayoki | 2011-04-24 21:37 | 閑話休題

特集上映『25年目のチェルノブイリ』

今回ほど原発について自分が思考停止状態であったことを思い知らされたことはなかった。
そんな思考停止状態の脳にカンフル剤を注入してくれそうな特集上映会が明日から中野のミニシアターで始まる。

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1986年4月26日にソビエト連邦(現ウクライナ)で起こったチェルノブイリ原子力発電所事故。
発生から四半世紀が経った現在でも、原発から半径30km圏内での居住が禁止され、
北東約350kmの範囲内では農業・畜産業が全面的に禁止されるなど、今もなお、その爪痕は深く残っているという。
この惨事を忘れないよう、国内外の原発を題材にした映像作品を一挙に上映しようというのが今回ポレポレ東中野で開催される『25年目のチェルノブイリ』(4月23日(土)から5月6日(金)まで)。

上映されるのは17本(ドキュメンタリー13本、劇映画2本、スライド2本)。
多くがDVD化されていない16ミリフィルムで、なかなか見ることができない作品だというから貴重な機会になりそうだ。

タイムテーブル



スーちゃん(田中好子さん)の訃報
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by kiyotayoki | 2011-04-22 09:00 | 備忘録

渋谷区広尾で見つけた美蔵

先月末、広尾のチェコセンターでヤン・シュヴァンクマイエル展を見た帰り、
広尾駅そばのお寺の敷地の中で、美しくリニューアルされたお蔵を見つけた。



ヤン・シュヴァンクマイエルは、ご贔屓のチェコの映像作家。
この夏、公開予定の新作『サヴァイヴィング・ライフ ‐夢は第二の人生』を観るのが今から楽しみだ。

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            こちら()は、シュヴァンクマイエルさん直筆の絵コンテ。

            でもって、こちら()が今回見つけたお蔵。

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二階の窓が左右対称の位置ではなく、やや左よりにアシンメトリーに配置されているのが
印象に残る美しいお蔵です(広尾 香林院)。


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by kiyotayoki | 2011-04-20 13:21 |

「名所江戸百景」の秘密

NHKのBSで興味深い番組をみた。

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「名所江戸百景」という浮世絵のシリーズがある。
描いたのは、歌川(安藤)広重。
目録と118枚の図絵から成るのだけれど、このシリーズが企画されたきっけかは、前年に江戸を襲った安政の大地震(1855年)だったというのだ。
つまり、この「名所江戸百景」は震災からの復興を祈念し、復興しつつある江戸を写し取った作品群であるということ。

知らなかったなぁ、こののどかな風景がそんな意図をもって描かれたものだったなんて。

こちらの「堀江ねこざね」という作品は、震災から4ヶ月程経ってから出されたもの。
興味深いのは「ねこざね(猫実)」という言葉の由来だ。
江戸湾に近いこの集落は台風や津波によく襲われたそうで、猫実という名前には、豊受神社(右手の木立の中)近くの堤に植えられた松並木の根を、波が越さない(根・越さぬ)ようにとの願いが込められているんだそうな。
それを知って改めて絵を見たら、芦原の向こうの家々が仮設住宅に見えてしまった。

調べてみると、安政の大地震のマグニチュードは6.9。
先日の東日本大地震と比べると大したことがないように思うけれど、直下型だったので江戸市中は相当な被害が出たらしい。小石川の水戸藩藩邸などは倒壊して、藤田東湖などが亡くなっている。
大規模な火災もあって死者は4千人を超えたんだとか(江戸は埋め立て地も多いから、液状化した土地もあったんじゃないだろうか)。
安政年間はこの地震だけでなく、前年には『安政東海大地震』(M8.4)、『安政南海大地震』(M8.4)と、立て続けに巨大地震が発生。東海地方以西に甚大な被害をもたらしたのだとか。
黒船は来るわ、地震は頻発するわで、日本中が大混乱してたわけで、徳川幕府の寿命もそれで一気に縮まったのでありましょう。
現政権の将来を暗示するような話です^^;。

それでふと思ったのだけど、
今の政権って出来たばかりの頃は幕府を倒してできた明治政府みたいなものかなとちょっと期待したけれど、
どうもそうじゃなく、14代続いて腐敗しきった徳川幕府をなんとか立て直そうと水戸から出てきた最後の将軍・徳川慶喜のほうが近いのかなと(民主党も自民党の親戚みたいな党だし)。
慶喜さんは頭は良かったので期待は大きかったんだけど、先代のツケはあまりにも大きすぎて建て直しもままならず、
結局京都で反乱が起きたら江戸へ尻をからげて逃げ帰ってしまった。
現政権は、せめて敵前逃亡はしないことを望みたいんだけどな(鳩山さんはすでにやっちゃったみたいだけど^^;)。
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by kiyotayoki | 2011-04-18 06:52 | 備忘録

『トゥルー・グリット』(2010 米)

震災後、初めて映画館に足を運んで観た映画。
かつてジョン・ウェイン主演で公開された『勇気ある追跡』(1969)のリメイク作です。
10部門でオスカー候補になりながら、見事にすべて空振った本作。
さて、その見応えは・・・

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原題:『TRUE GRIT』(110分)
監督・脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
原作:チャールズ・ポーティス
音楽:カーター・バーウェル
出演:ジェフ・ブリッジス
   マット・デイモン
   ヘイリー・スタインフェルド
   ジョシュ・ブローリン

タバコを吸わなくなって久しいけれど、昔から一度やってみたいと思っていたのが、
自分でクルクルッと紙を巻いてタバコを作る、そう“手巻きタバコ”というやつ。
どんな風にして巻くのか、YouTubeにその映像があったのでまずはそれをご紹介。



“手巻きタバコ”は西部劇によく出てくる。
この映画でも父親を殺された娘マティがクルクルッと器用にタバコを巻くシーンがある。
きっといつも父親のために巻いてやっていたのだろう。
父親を失った今では、父親との絆が感じられる唯一の行為になってしまったのかもしれない。
その行為をマティは父にではなく初老の保安官ルースター・コグバーンのためにしてやることになる。
コグバーンが自分では巻けないほど泥酔していたからだ。
情けないほどの醜態をさらすコグバーン。
それでもマティは、殺人犯を捕まえてくれるのはこの男以外にないと心に決めていた。

旅の多い父に代わって留守中の家を守っていたのは母ではなく娘のマティだったようだ。
自然相手の厳しい環境の中で暮らしていると、少ない選択肢の中からいかに最善の選択をするかという決断力が要求される。
父親譲りの勝ち気な14才の少女マティにはその能力が十分備わっている。しかも交渉力が抜群ときている。
そんな彼女だからこそ海千山千のコグバーンを手巻きタバコのようにクルクルッとうまく丸め込めたんだろうな。
そう思わせてくれるオープニングの展開が秀逸だった。

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お話は、父を殺した犯人への復讐を誓い、2人の助っ人と危険な追跡の旅に出たタフな14歳の少女が辿る過酷な道行きを描くもの。
助っ人の一人、コグバーンを演じるのは去年のオスカー受賞者ジェフ・ブリッジス。ジョン・ウェインの当たり役をどのように演じるのか興味津々だったけど、2人を並べた写真を見て、あっ

アイパッチが左右逆だ。

これも、ジェフ・ブリッジスなりの役へのこだわりなのかな?
今回、ふうんと思ったのは、コグバーンという保安官の年齢。
老成してるし、てっきり還暦(60)は過ぎていると思ってたけど、ストーリーを考えると50才前後だったようだ。
ま、考えてみれば、当時は平均寿命も60前後だったのかも。ガンマンの寿命はもっと短かっただろう。50でももういいジジイだ。
そう考えると、60過ぎのジェフ・ブリッジスが演じて丁度いい役だったのかもしれないな。
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by kiyotayoki | 2011-04-16 11:51 | 映画(た行)

♪TOO MUCH PAIN - THE BLUE HEARTS

友人から教えてもらった曲。
いまこの時期に聴くと、いろんな思いがこみ上げてくる詩です。





TOO MUCH PAIN

はみだし者達の遠い夏の伝説が
廃車置場で錆びついてらあ
灰色の夜明けをただ黙って駆け抜けて
あなたに会いに行けたらなあ

思い出す月明かりに濡れた
人気のない操車場で
それぞれの痛みを抱いたまま
僕等必死でわかりあおうとしてた
歯軋りをしながら

あなたの言葉がまるで旋律のように
頭の中で鳴っている TOO MUCH PAIN

つめこまれてきたね意味のないガラクタだけ
情熱を感傷に置きかえ
思い出によりかかるあなたを見たくはないよ
打ちのめされた横顔を

忘れないあなたの白い肩
触れたらもう崩れそうな
今だけさ明日はわからない
そして風が言葉もなく吹き抜けた
僕等の手の中を
あなたの唇動くスローモーションで
僕は耳をふさいでる TOO MUCH PAIN

もう一度 まだまにあうはずさ
まだ今なら遅くない
もう二度と戻る事はないよ
僕はまた一歩踏み出そうとしてる
少しこわいけれど

あなたの言葉は遠くもう聞きとれない
何かがはじけ飛び散った TOO MUCH PAIN
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by kiyotayoki | 2011-04-14 08:04 | 備忘録

How High The Moon

地下鉄に乗っていて、震災後初めて地震による緊急停車を経験した。
異常のないことがわかって電車はほどなく走り始めたけれど、止まっている間はやはりちょいとばかり不安だった。
閉所が苦手な人ならなおのことだう。
これだけ余震があると、同じような目にあった人が今日だけでも相当いるんだろうな。

帰宅後、気持ちを落ち着かせるために聴いたのが、
映画『グッドナイト&グッドラック』のサントラCD。

その中の一曲をご紹介。
“How High The Moon”
歌っているのは、ダイアン・リーヴス。




Somewhere there's music, how faint the tune
Somewhere there's heaven,
How high the moon

There is no moon above where love is far away too
'Til it comes true
That you love me as I love you

Somewhere there's music, it's where you are
Somewhere there's heaven, how near how far
The darkest night would shine if you would come to me soon


どこかから音楽がきこえる
だけど、なんて微かなんだろう
どこかに天国がある
だけど、なんて月は高く遠いんだろう

愛する人が遠く 想いが届かないときには
月も高く遠すぎて見えない
私の想いと同じぐらい あなたが想ってくれるまでは

どこかに音楽がある
そこはあなたのいる場所
どこかに天国がある
どれくらい近いのか遠いのかわからないけれど
あなたが私のところに来てくれたなら
どんなに暗い夜も 月の光に輝くのに
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by kiyotayoki | 2011-04-12 23:34 | 備忘録

花見の宴で出た話題

石原都知事の自粛要請をものともせず(^^;、今年もご近所さん達と、
いつもの場所で、花見の宴を楽しんでまいりました。
ライトアップ無しとはいえ、薄闇の中でも満開の桜はさすがに華やかで。

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今年も皆、変わりなく集えたことに感謝しながら酌み交わしたお酒は、
ご近所さんのひとりが震災後の山形から買ってきてくださった
PINDOBUというお洒落などぶろく(微発泡)。
甘口だけど、飲み口はすっきりしておりました。

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話題は、やはり震災後の諸々の出来事。
中で、ほぉ~と思ったのは、
三陸海岸の牡蠣の養殖者を支援しようというプロジェクトがあることだった。

三陸海岸の牡蠣は、あの津波で壊滅的な被害を受けたのだけど、
その養殖者たちを支援しようと、“復興後の牡蠣”を事前購入する形で資金を集める
「セーブ・サンリク・オイスター」プロジェクトがインターネット上で始まっているという話。

なんか牛のオーナー制度みたいで、商売っ気を感じなくもないけれど、
プロジェクトでは1口1万円の小口の牡蠣オーナーを募っていて、
資金が集まれば養殖いかだや種ガキなどの資材購入に充て、出荷が再開され次第、
オーナーの元には1口あたりカキ約20個が届けられるという仕組みになっているらしい。
支援しっぱなしではなく、見返りもちゃんとあるし、牡蠣が送られてくることで支援が役立ったことを実感できるところが嬉しくもある。

ただ、牡蠣の養殖には通常でも3~4年かかるらしく、準備を含めると出荷まで何年かかるか見えないというのが実状。
「オーナーには何年も待ってもらうことになる」とあらかじめ通知されている。
それでもツイッターなどで趣旨が伝わって、1日数百口の申し込みがあるそうな。
このプロジェクトの存在を教えてくれたご近所さんも一口申し込みをしたらしい。

このプロジェクトを立ち上げたのは、
「オーナー制度なら、牡蠣が届くまで三陸に関心を持ち続けてくれるはず」という意図もあったという。

興味のある方は、こちらの三陸牡蠣復興プロジェクトを覗いてみてください。
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by kiyotayoki | 2011-04-11 11:39 | 閑話休題