映画の心理プロファイル

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稚鮎の天ぷら

たま~にうかがう銀座のおそば屋さん
『成冨』で、
旬の「稚鮎のてんぷら」をいただいた。

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「もっと大きくなりたかったのにぃ」
って声が聞こえてきそうだったけど、
人間は貪欲。小さいうちにしか味わえない歯ざわり舌ざわりを味わいたくなっちゃうんだな。

その苦みと旨みを宮城のお酒(日高見だったかな?)と一緒に堪能させていただいた。


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仕上げは、夏らしく「ひやかけ」を。
そばはもちろん、たっぷりの鰹節でとった出し汁が美味しゅうございました。

ご馳走様でした。
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by kiyotayoki | 2011-07-30 10:49 | 美味

品川区北品川のお蔵

「北品川でお蔵を見つけしゃいましたよ~」
と、chiharaさんが教えてくださったので、夏の強烈な日差しを避け、夕暮れ時に現地へ行ってまいりました。
chiharaさんは、ちょいとばかしご無沙汰している海老会の主宰者のおひとりで、イラストレーターをなさってる方。

目指すお蔵は、品川駅の港南口にある高層ビル群を抜けて、
屋形船の発着場のある運河のほうへ向かう途中にありました。

だけど、表通りからは姿は見えず、路地に入ってやっと見ることができた。

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石造りの、いかにも頑丈そうなお蔵で、屋根瓦も立派だ。
このお蔵なら多少の地震じゃビクともしないんじゃないだろうか。

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こちらは、家に戻ってからストリートビューで確認したもの。
駐車場に停まってる白い車の後ろに見えるのがお蔵だ。

さっき、「路地に入ってやっと見ることができた」と書いたけれど、それができたのは、
お隣が駐車場になっていたおかげ。
駐車場になっていなければ、家屋が邪魔で路地からでも見られなかったんじゃないだろうか。
駐車場様々なわけだけど、もしかしたらこの駐車場の敷地には元はお蔵のある大きなお屋敷が建っていたかもしれないので、あまり喜べないんだなぁ。
それに、この駐車場の敷地を中心に、業者が周りを買収して開発を目論んだとしたら、お蔵が壊される危険性もある(心配しすぎ?^^;)。


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ここ北品川界隈は、東海道五十三次最初の宿場町、品川宿があったところ、というより、
映画『幕末太陽傳』(1957)の舞台となった地といったほうが、このブログらしいかな。
旧東海道沿いには、昔っぽい町並みが残ってそうだし、お蔵、他にも見つかるかもしれないな♪

chiharaさん、貴重なお蔵への道案内、ありがとうございました(^_^)v

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by kiyotayoki | 2011-07-29 21:22 |

地域限定の甘味飲料

このブログを始めたのが2004年の8月だから、もうすぐ丸7年になるというのに、
初期の頃とそれほど変わっていない。進歩してるとも思えない(;^^。
いやいや、映画の話題が減ってヒマネタが増えたところなんか、劣化してるんじゃないかと反省している今日このごろなんですが、
そんな僕になんとブログのことを教えてほしいと静岡からわざわざ友人がやってきてくれた。

友人の愛称はキャプテン。地元で活動してるバンド「ザ☆楽団ラリアート」のリーダーなのでそう呼ばれているんだけれど、
そのキャプテンの趣味のひとつがマラソン。
でも、ただ走るんじゃ面白くないというんで、今年一年かけて東海道五十三次を走破しようと思い立ったようなのです。
で、自分を励ます意味でも専用のブログを立ち上げて記録を残したいと。
そこで前回、キャプテンの個人ブログの立ち上げにも協力した僕の出番がまた回ってきたというわけで。

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今回できたブログは、こちら。
「東海道五十三次ひとり駅伝・膝栗毛」
走るほうはもう始まっていて、3月26日に日本橋をスタート。その日は42キロ走って戸塚宿まで。
次は4月に戸塚から二宮まで約30キロ・・・と、暇を見つけてはひとりで走って今、三島までやってきたんだそうな。
だけど、五十三次の総距離は492キロもあるらしいので、まだ4分の1ぐらい。
次は8月6日を予定しているらしいんだけど、炎天下での長距離走、いやあ大変だろうなぁ。
普段から体は鍛えているとはいっても、熱中症なんかにならないよう、水分の補給などは万全になさってください。


そんなキャプテンが手土産に持ってきてくれたのがこちら。
静岡でしか売っていないであろう「しずおかコーラ」(コーラと静岡茶をコラボしたもの)と「富士山サイダー」(富士の天然水使用)。

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「しずおかコーラ」のほう、飲んでみたけど、抹茶風味で乙な味でしたよ♪
ご馳走様でした。
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by kiyotayoki | 2011-07-26 10:31 | 美味

『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』(2011 米)

“バチェラーパーティもの”というジャンルがあるのかどうかはわからないけれど、
結婚式を控えた花婿とその悪友が独身最後の夜をハチャメチャに過ごすという習慣を題材にした米国映画、よく見かけます。
トム・ハンクス主演で、そのまんまのタイトルの映画もあったし、
『サイドウェイ』(2004)なんかも結婚を控えた親友とワイナリー巡りの旅に出る話で、
このジャンルに入れていい映画じゃないかしらん。

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そんな“バチェラーパーティもの”の新手の映画が去年、公開された。
今回ご紹介する映画の前作『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(2009)がそれ。
海外のコメディ映画は集客力が弱いのか、劇場で公開されるのは限られているようなんだけど、
本作は本国で大ヒットを飛ばしたというんで日本でもなんとか公開にこぎつけたらしい。
だけど、どうせまたどんちゃん騒ぎの映画だろうと、食指は動かなかった。

後でCSで観てみたら、ヒットした理由が「なるほどね」と理解できた。
ただのどんちゃん騒ぎではなく、ミステリー(謎解き)の要素が加味されていたからだ。

お話は、結婚式を2日後に控えたダグのために、悪友のフィルとステュがラスヴェガス旅行を計画。
意気揚々と乗り込んだまでは良かったのだけれど、翌朝、ホテルで目を覚ましてビックリ!
室内は荒れ果て、本物の「虎」や、誰の子かわからない赤ん坊までいる始末。
でも、それは序の口だった。だって、結婚を控えたダグの姿が消えていたからだ。
いったい、ダグはどこへ行ったのか? どうして、見ず知らずの赤ん坊が部屋にいるのか? そもそも、ホテルに虎がいるってどういうわけ!? 
消えかかった記憶をたどり、ダグの行方を追ううちに、その謎が下ネタ満載でバカバカしくも解明されていくというストーリー。

その続編が公開されたので、今度はhangover(二日酔い)覚悟で観てまいりました(^^ゞ

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原題:『THE HANGOVER PART II』(102分)
監督:トッド・フィリップス
脚本:クレイグ・メイジン スコット・アームストロング トッド・フィリップス
音楽:クリストフ・ベック
出演:ブラッドリー・クーパー
    エド・ヘルムズ
    ザック・ガリフィナーキス

今回の舞台は、タイのバンコク。
2年前にラスヴェガスで散々な体験をしたフィル、ダグ、ステュの悪友3人組。
そのうちの歯科医ステュ(前作では酔って自分で前歯を抜いちゃった人)がこのたび晴れて結婚することに。

結婚式の舞台は、花嫁の母国、タイ。
前回の二の舞だけは避けたいステュは、問題児アランを連れて行くのに難色を示すのだけど、
義兄ダグに懇願され渋々了承することに。
こうして異国の地タイへと降り立った4人は、花嫁のまじめな弟テディも交えて、大人しく結婚式を迎えるはずだった。
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ところがその夜、軽くビールを口にしただけのはずが、翌朝目覚めてみると、
またしてもひどい二日酔いでみんな昨夜の記憶がすっ飛んでしまってる。
自分たちのいる場所も分からないばかりか、
問題児アランの頭は丸坊主で、花婿ステュの顔にはド派手なタトゥーが!
おまけに花嫁の弟テディは行方不明ときた。
そして部屋にはなぜかベストを着たサルが歯を剥き出してニッ。

結婚式が明日に迫る中、大混乱のフィルたちは、何はともあれテディの捜索へと繰り出すのだが・・・
といったストーリー。

舞台がラスヴェガスからバンコクに変わっただけで、お話の骨子は前回とほぼ同じ。
そんなわけで、前作ほどのインパクトは正直なかったのだけれど、
前作を観て登場人物に愛着がわいていることもあって、まあ楽しく観られたかなという感じ。

ところで、酒を飲み過ぎて記憶をなくしたことってあるでしょうか。
僕の経験だと、一度は確かにあったなぁ(^^ゞ
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学生時代、高田馬場の居酒屋でムチャ飲みをして、店で知り合った誰かに介抱されて電車に乗ったのは覚えてる。
だけど、それからプッツリ記憶が途切れて、目が覚めたら介抱してくれた人のアパートで。そこは東京郊外の田無(今は西東京市かな)というところで窓の外には田園風景が広がってた。
驚いたのは、お礼を言ってアパートを出て、駅を目指して歩き出してからだった。駅まで15分ほどあったのだ。
前夜、この距離を自分で歩いたとは信じられなかった。記憶がまるでないんだもの。
ちょっと悲しかったのはコンタクトレンズが片方なくなっていたこと
(そういえば、電車の中で「落とした落とした」と騒いだ記憶があった)。
そんな風だったので、お店で意気投合し、介抱までしてくれ、家に泊めてもくれた学生さん、
名前も顔も定かじゃないんだなぁ(;^^a

ま、その程度(?)の記憶の欠落じゃあ、この映画の4人には鼻で笑われちゃうかもしれないけどね。

さて、映画のほうだけど、仲良し3人組はこれでみんな結婚してしまった。
だけど、毎回問題を引き起こすアランがまだ残ってる。だから、パート3ができる可能性は大いにあるんだな。

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このアランを演じるザック・ガリフィアナキスという覚えにくい名前の俳優さん(ギリシャ系なんだって)は、
雰囲気としては『ブルース・ブラザース』(1980)のジョン・ベルーシを彷彿とさせる人。
20代の役をやっているし、新人かなと思ったら、あらま、今年42になるんだって。
元はスタンダップ・コメディアンだったというし、案外苦労人なんだな。

    
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by kiyotayoki | 2011-07-24 19:41 | 映画(は行)

震災後の後片づけで見つけたもの

前回、ハッセルブラッドというカメラのことを書いた時、
小夏さんが、「震災後、家の中を片付けしていた時、見るからに古いカメラ(ファインダーを上から覗くタイプのやつ)を見つけて、思わずいじり倒してしまいました」というコメントをくださった。
そのカメラ、今度ぜひブログで見せてくださると嬉しいんだけどな。

それで思い出したのだけど、我が家でも震災後の後片づけ中に古いカメラが出てきたのです。
それがこちら。

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YASHICA44LMという国産の2眼レンズのカメラで、ハッセルブラッドや小夏さんちのカメラと同じように
ファインダーを上から覗くタイプの機種でして。

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思い返すと15年位前、ある人の引っ越しを手伝った時、持ち主が捨てるというのでもらってきてしまったもの。
だけど使えるのか使えないのかもわからず、結局しまい込んで忘れていたのでした。

さぁてこれ、使えるんだろうか。
今度、カメラマンに見てもらおうかな。
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by kiyotayoki | 2011-07-22 22:56 | 閑話休題

カメラマンKさんの宝物 ハッセルブラッド

近所に住むカメラマンのKさんは、月に一度は必ず電話をくれ、
自宅に招いて美味しい手料理でもてなしてくださる僕にとっては神様のような人だ。
この方がいなかったら、僕の食生活はかなり貧しく偏ったものになっていたに違いない。

Kさんは、元々は雑誌の編集をしていた亡妻がいつも仕事を依頼していた方。
料理の写真を撮るのが得意な方なんだけど、料理の腕もプロ並みの方なので写真に撮るどんな料理も自分で作ってくださる。
料理を作ってくれた上に、撮影もしてくれ、しかも、撮影後にはその料理をふるまってくれるのだから、
これほど有り難いカメラマンはいないのではないか。

普通、撮影用の料理って、見栄えや写り栄えを重視するので、味付けは問題外だし、
オイルを塗ったりして、実際は食べられないものが多いという。

だけど、Kさんは最後にみんなで食べられるように、しかも見栄え・写り栄えがするように作ってくれるのだから嬉しいでしょ。
家が近いので、撮影後には僕もちゃっかりお邪魔して、お裾分けをいただいたものだった。
その恒例の行事が、亡妻との仕事がなくなった今でも続いているのだから、ホントに感謝感謝なのです。

つい先日の連休にも電話をいただいたので、その夜に飲むお酒(ビールやワイン)を手土産にしていそいそと出かけた。

この夜のメニューは、冷やしたビールと相性ぴったりの餃子と手羽先、それに生ハムサラダと明太子のクリームパスタ。
いつもながら満腹満腹♪
またまたホントにご馳走様でした。

いつしかKさんのカメラマン修業時代の話になり、
僕が興味本位で、「最初に買ったカメラは何だったんですか?」と水を向けたら、
Kさんがおもむろに奥の部屋から持ってきたのが、このカメラだった。

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ハッセルブラッドというスウェーデン製のカメラで、当時数十万したという。
苦労人のKさんは、昼間は写真学校に通いながら、夜は深夜まで水商売の仕事をして貯めた金で、思い切って買ったんだという。
スウェーデン製のカメラというのも初めて見たけど、両手でホールドして真上から覗き込み、
右の親指でフィルムを巻くという独特のフォルムがいかにもプロって感じで、
思わず「カッコイ~♪」って口走ってしまった。

スウェーデン鋼の美しいボディ。完全機械式。そしてカールツァイスのレンズ。
しかもシャッター音が太くて柔らかで、それを聞いただけで心が躍ってしまった。
カメラにハマる人って多いけど、その気持ちがわかるような気がいたしました。

後で知ったけど、ハッセルブラッドは、月旅行に携帯されたカメラとしても有名なんですってね。
1962年から1975年までの14年間に延べ60台のハッセルブラッドが宇宙に行き、
貴重な記録を残してきたとのこと。

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YouTubeに、「My Swedish Girl!」なんてタイトルの映像があったので、ご紹介。
恋人呼ばわりするくらい、このカメラに惚れ込んでいる人って世界中にいるんだな。


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by kiyotayoki | 2011-07-20 09:47 | 閑話休題

なでしこジャパン♪

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なでしこジャパン、勝っちゃったね♪
アメリカの怒濤の猛攻に耐えただけじゃなく、最後まで諦めない宮間選手や澤選手の執念の同点ゴール。
そして、PKを何度も止めたキーパーの海堀選手と・・・。

勝敗の決め手はやっぱり、
「ヤバい、PK戦に持ち込まれちゃった」って気持ちのアメリカ選手と
「やったぁ、PK戦まで持ち込めたぞ」って気持ちのなでしこ達とのハートの違いだったかな。

いやあ、準々決勝、準決勝、決勝と堪能させてもらいました(おかげで寝不足だけど^^;)。


ところで、なでしこジャパンの「なでしこ」ってどんな花なんだろ。
恥ずかしながら知らなかったので、調べてみました。

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とっても繊細で優美な花なんだね。だから、昔から日本の女性に喩えられてきたんだろう。
花言葉は「純愛」。
だけど、「大胆」「勇敢」といった花言葉もあるらしいから、
なでしこジャパン、ぴったりのネーミングと言えるのかも(^_^)v

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それにしても、アメリカはさすがにランキング1位にふさわしいチームだった。
しかもビジュアル的にもグッドルッキングな選手が何人もいたし。

中でも、なでしこ達を何度もビビらせたピンクの髪留めの
アレックス・モーガン選手、技だけでなく美しさでも輝いておりましたね~♪
まだ22歳なんだそうです。



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by kiyotayoki | 2011-07-18 08:13 | 閑話休題

『海洋天堂』(2010 中国)

~平凡にして偉大なるすべての父と母へ~

このキャッチコピー通りに、あのジェット・リーがアクションを封印して、平凡にして偉大なる父に扮する
しみじみと心に染みる作品でした。

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原題:『海洋天堂 OCEAN HEAVEN』(98分)
監督・脚本:シュエ・シャオルー
音楽:久石譲
出演:ジェット・リー
    ウェン・ジャン

初めてタイトルを見た時は「海洋堂」と何か関係あり?
と思ったけど、海洋天堂の天堂って、天上界とか天国って意味なんだね。まさにOCEAN HEAVENだ。
ま、とにかく印象に残るタイトルではあります。

冒頭、海に浮かぶボートの上に中年男とその息子らしい男が並んで腰かけている。
空は晴れ渡り海は穏やか。長閑で美しい風景。
けれど、なぜか2人の足にはしっかりとロープが巻かれ、その先には重りまで。
「そろそろ行こうか」と父が促すと、2人は迷いもなく海の中へ。

わっ、この映画、ラストシーンをいきなりオープニングに持ってきちゃったのか?
そう思ったのも束の間、2人は何事もなかったように自宅へ戻ってくる。
どうやら回想シーンじゃないようだ。だって、2人とも磯の香りをからだ中から漂わせているんだから。

2人して飛び込み自殺をしようとしたのは確かなようだ。だけど、未遂に終わってしまった。
その理由は物語が進むうちにわかってくる。
自閉症の息子・大福(ターフー)は、泳ぎがめちゃ得意なのだ。
また、父親のシンチョンが死を選ぼうとした理由もすぐに判明する。
シンチョンは癌に冒されていて、余命幾ばくもないのだ。
自分が死ぬのに、ひとりでは生きてゆくすべを知らない息子を置いてはいけない・・・。

けれど、息子は生きたいのだ。父親といえど、それを阻む権利はない。
そう悟ったシンチョイは、なんとか息子が生きていける道を探そうとするのだけれど・・・。

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ともすると暗くなりがちなお話を救ってくれているのは、夏の日差しと青島(チンタオ)の海と水族館、
そして、父と息子を演じるジェット・リーとウェン・シャンの笑顔だったかな。
特に、ジェット・リー。以前から笑うとチャーミングだとは思っていたけれど、この映画の彼の笑顔は慈愛に満ちていた。
聞くと彼、この映画にはノーギャラでの出演を自ら望んだのだそうな。
知らなかったけれど、ジェット・リーは2004年12月に起きたスマトラ沖地震を滞在中のモルディブで経験したらしい。
モルディブも津波に襲われたんだろうか。その時、誰もが積極的に被災者を救助する姿に感動。
2007年に、賛同者の1人1人が毎月1ドルを献金する‘壱基金’を創立したのだそうな。
この‘壱基金’は毎年、中国全土のNGO組織から最も優秀な団体を選出し、100万元を贈っているんだとか。
その第1回目に選ばれたのが、この映画のシュエ・シャオルー監督がボランティアをしていた自閉症施設だったというんだな。

実は、シャオルー監督(女性です)、北京電影学院の研究生だった1994年から14年間にわたって
自閉症支援施設でボランティア活動をしていて、本作はその体験から生まれた作品。
彼女は『北京バイオリン』で、チェン・カイコー監督と脚本を共同執筆した経験を持つ人だけど、監督は初めて。
それでもジェット・リーは彼女の脚本を読んで、すぐに無償での出演の話を決めてしまったらしい。

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ジェット・リーの申し出に、シャオルー監督、もしかしたら戸惑ったかもしれない。
だって、ジェット・リーといえばアクションスターだものね。果たして繊細な演技ができるだろうかって。

でも結果は、吉と出た感じ。
ジェット・リーは、十分に監督の期待に応えた演技をしていると思ったな。

また、自閉症の描写がリアルなことはもちろん、自閉症のターフーの演技も、
それを支える周囲の描写も抑揚が効いていて過剰な感じもしなかったし。
それに過度なお涙ちょうだいの演出が抑えられていたのは、個人的には好感が持てた。

無理に演出をしなくても、誰かの親であり、誰かの子であるかぎり、共感ポイントはあふれるほどあるのだから。

ただ、父親が働く水族館に巡業にやって来たサーカス団の女ピエロ、リンリンにターフーが淡い恋心を抱くくだりは、
ちょっと取って付けた感があったかなぁ。
自閉症患者の性の問題を扱おうとしたのだろうけれど、少々きれい事になってしまった感は否めなかった。

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by kiyotayoki | 2011-07-16 15:15 | 映画(か行)

ご先祖さま

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この古いピンボケ写真に写っているのは、僕のご先祖さまなんだそうな。
帰郷した時、親父に見せてもらったのだけど、写っているのは99歳で亡くなった父方の祖母の両親らしい。

祖母が亡くなったのは1986年だから、生まれたのは1887(明治20)年ということになる。
ちなみに、うちの親父は祖母が40歳の時の子だったそうな。
当時としてはかなりの高齢出産だったんだね。

その祖母の両親なんだから、このお二人はもしかしたら江戸時代生まれ?
和服に山高帽って取り合わせが、いかにも明治って感じでしょ。
祖母の実家は熊本では古くから知られるそば屋さんだったというから、その両親ももちろんそば屋さんだったんだろうね。

親父に、「二人の名前は?」と訊いたら、返答がなかった。
忘れちゃったのか、それとも親父が生まれた時はもうとっくに亡くなっていて、
母方の祖父母ということもあって名前を覚えることもなかったのかもなぁ(;^^

ま、しかし、このお二人のおかげで、いまここに僕がいると思うと、
いやなんとも感慨深いものがありますデス。



                こちらは新婚旅行中の両親。旅行先は、東京と熱海だったそうな(^_^)
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by kiyotayoki | 2011-07-15 11:02 | 備忘録

熊本市電、緑のじゅうたん事業

1泊2日で故郷・熊本へ。

市内を車で走ってみて、ちょっと驚いたのは市電の軌道敷きが部分的ではあるけれど
緑化されていたこと。

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この「緑のじゅうたん事業」は、去年から始まったものらしいけれど、
夏目漱石が熊本市を称して“森の都”と言ったのは今は昔、市街化してどんどん殺風景になっていたので、
こうして緑が目に飛び込んでくるのは嬉しいことだ。
この軌道敷き緑化は景観が良くなるだけじゃなく、ヒートアイランド現象のり緩和とか、
電車の走行時に出る騒音の低減にも効果があるらしい。
それは、ヨーロッパのトラムで実証されているみたいだし、熊本より先に軌道敷きの緑化を始めた鹿児島市の夏の調査でも、
車道のアスファルト面が43℃だった時、軌道敷きの芝生面は31.5℃で、11.5℃の温度差があったんだとか。

これ、たぶん九州新幹線の開業に合わせて進められた市のイメージアップ事業なんだろうな。
まあ、新幹線のほうは、あの東日本大震災の余波で景気刺激にもあまりならず、
九州の人たちをがっかりさせてしまったようだけど、
だからって、こちらの軌道敷き緑化まで尻すぼみになったら残念なこと。
軌道敷きの緑化では先進県である高知では緑化はしたものの、整備費用がままならず、かなり苦戦しているそうだけど、
熊本市は“肥後もっこす精神”を発揮してぜひ初志貫徹していただきたいものだ。
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by kiyotayoki | 2011-07-13 11:30 | 閑話休題