雑司ヶ谷周辺の蔵 其ノ弐
今回、雑司ヶ谷界隈を巡ってみて、この界隈は脳内地図の空白地帯だったんだなぁと改めて思い知った。
目に飛び込んでくる景色がどこも新鮮だし、
こんな昭和な風景が東京にまだ残ってたんだぁとびっくりしてしまったからだ。
まあ無理はないか。車で移動する場合は幹線道路を走ってしまうので、こんな狭い路地には決して入り込まないもの。
狭い路地の先にあった鬼子母神堂に足を踏み入れたのも、もちろん初めてだった。
鬼子母神は「きしぼじん」だと思ったら「きしもじん」と読むんだね。
境内では、赤ん坊を抱えた女性とその家族を見かけたけど、それもそのはず、鬼子母神は、安産・子育の神様だからなんだな。
あまり信心深くないので、お堂はそっちのけで境内を見て回った。
で、見つけたのがこちらの駄菓子屋さん、「上川口屋(かみかわぐちや)」。創業が1781年って本当?!
江戸時代から続くというこの老舗の駄菓子屋。
帰って調べてみたら、徳川家慶も立ち寄ったと伝えられる東京で最も古い駄菓子屋さんなのだそうな。
お顔をちょっとだけ拝見した駄菓子屋のおばあちゃんはなんと13代目だというから驚き。
それを知っていれば、何か買ってお喋りでもさせてもらえばよかったなぁ。
さてさて、寄り道はそれぐらいにして、肝心のお蔵探しだ。
雑司ヶ谷駅のお蔵のことを教えてくださったこりぶ~さんに、
新たなお蔵を発見してお返しをするという目標を達成しなくっちゃ。
でも、曇天で空は薄暗く、午後4時を過ぎたせいか気温はますます下がってきた感じ。
自転車のハンドルを握る手もかじかんできたし、これ以上撮影環境が悪くならないうちに一軒でもいいから見つけなくては・・・・。
だけど、雑司ヶ谷周辺は丘陵地帯で、道のアップダウンも激しい。
なかなか見つからないし、弱ったなぁ、もう諦めようかなぁと思いながら、
狭い路地の角を曲がって何の気なしに右方向を見上げたら・・・
あっ!
雑司ヶ谷駅前のお蔵とそっくりな石造りのお蔵に小さな小屋がくっついていて、煙突からは湯気が出ていた。
いったい何に使われているんだろう。まさか、お風呂?
ま、それはともかく、現役であることは確かだ♪
場所は、雑司ヶ谷1丁目あたりです、たぶん。。。
行きあたりばったりで見つけたお蔵なので、
ここへ案内しろと言われても、二度と行き着けそうにありません(^^;
そうそう、こないだお風呂の中で思いついたことだけど、
お蔵が大好きでお蔵のことを記憶と記録に留めようとする物好きな人、つまり私やこりぶ~さんのような人間です。
そういうある意味マニアックな人間を、これから「コラムニスト」ならぬ「蔵見(クラミ)ニスト」
と呼ぶことにしようかなと勝手に思っております。
あなたも蔵見ニストになってみませんか。
楽しいですよ~♪(?_?)♪