「谷根千」はお蔵の宝庫? その2
自転車で坂を下るということは、あとで上らなきゃならないってことだけど、
お蔵を探すためならそれくらいのリスクは覚悟しなくっちゃね(^^ゞ。
東大裏の坂道を気持ちよ~く下って、不忍池方面へ。
そこはもう台東区だ。
と、何かを建築するために解体された広い土地に出たと思ったら、
な、なんとその先にお蔵がひょっこり顔を見せているではありませんか!
これは怪我の功名か。
となりのビルが解体されていなかったら、もしかしたらビルの陰になって見逃していたかも。
このお蔵は、どこのお宅の持ち物だろう。そう思って表の通り(不忍通り)に回ってみて驚いた。
なんとこのお蔵は、横山大観記念館(台東区池之端1-4-24)の一部だった。
中に入って、お蔵がどう使われているのかうかがってみようとも思ったけれど、
まだ先があるので、今回はお蔵の場所を確認するだけにしておいた。
この日は次の予定があって時間が限られていたこともあったけれど、「谷根千」の「根」、根津はすぐそば。
タイムアップまでにせめて根津の町を走っておきたいと思ったのです。
考えてみたら、今まで走ったところは「谷根千」の周りだけだもの(^^;。
というわけで、一路根津を目指して不忍通りを走っていると、目の端にチラッと何かが映った。
ひょっとして?
急停止して引き返し、路地へ入って見ると、アッ
あったぁ♪
何かに夢中になっていると、無意識(動物脳)が活性化して“ひらめき”や“第六感”が働きやすくなることは、
心理学だけでなく脳科学的にも検証されているけれど、これはまさにその実例?
このお蔵は、外壁に使われている石が変わっていて、独特の風合いがある。
持ち主のこだわりが感じられて、思わず見とれてしまった。
だけど、今回は残念ながらここでタイムアップ。
次回は、本格的に地図を持って「谷根千」を探索してみたいものです。