花見の宴で出た話題
いつもの場所で、花見の宴を楽しんでまいりました。
ライトアップ無しとはいえ、薄闇の中でも満開の桜はさすがに華やかで。
今年も皆、変わりなく集えたことに感謝しながら酌み交わしたお酒は、
ご近所さんのひとりが震災後の山形から買ってきてくださった
PINDOBUというお洒落などぶろく(微発泡)。
甘口だけど、飲み口はすっきりしておりました。
話題は、やはり震災後の諸々の出来事。
中で、ほぉ~と思ったのは、
三陸海岸の牡蠣の養殖者を支援しようというプロジェクトがあることだった。
三陸海岸の牡蠣は、あの津波で壊滅的な被害を受けたのだけど、
その養殖者たちを支援しようと、“復興後の牡蠣”を事前購入する形で資金を集める
「セーブ・サンリク・オイスター」プロジェクトがインターネット上で始まっているという話。
なんか牛のオーナー制度みたいで、商売っ気を感じなくもないけれど、
プロジェクトでは1口1万円の小口の牡蠣オーナーを募っていて、
資金が集まれば養殖いかだや種ガキなどの資材購入に充て、出荷が再開され次第、
オーナーの元には1口あたりカキ約20個が届けられるという仕組みになっているらしい。
支援しっぱなしではなく、見返りもちゃんとあるし、牡蠣が送られてくることで支援が役立ったことを実感できるところが嬉しくもある。
ただ、牡蠣の養殖には通常でも3~4年かかるらしく、準備を含めると出荷まで何年かかるか見えないというのが実状。
「オーナーには何年も待ってもらうことになる」とあらかじめ通知されている。
それでもツイッターなどで趣旨が伝わって、1日数百口の申し込みがあるそうな。
このプロジェクトの存在を教えてくれたご近所さんも一口申し込みをしたらしい。
このプロジェクトを立ち上げたのは、
「オーナー制度なら、牡蠣が届くまで三陸に関心を持ち続けてくれるはず」という意図もあったという。
興味のある方は、こちらの三陸牡蠣復興プロジェクトを覗いてみてください。