人気ブログランキング | 話題のタグを見る

映画の心理プロファイル

中村不折の書庫蔵 民家が「内蔵」 

今朝、新聞をめくっていたら、ある記事に目が釘付けになった♪

夏目漱石の小説「吾輩は猫である」の初版本(1905年出版)で挿絵を描くなど、
明治から昭和にかけて活躍した、画家・書家の中村不折(ふせつ)が、
自ら収集した大量の資料を保管するために建てた明治時代の貴重な蔵が、台東区根岸で発見された

というのだ。

中村不折の書庫蔵 民家が「内蔵」 _a0037414_9555646.jpg

「吾輩は猫である」の挿絵っていうと、これ、これです。この絵は子供の頃から馴染みがありますよね。
その中村不折さんの蔵が根岸で発見されたというんだから、自称“蔵見ニスト”の僕的にはかなりのビッグニュースだ。

中村不折の書庫蔵 民家が「内蔵」 _a0037414_11364434.jpg
可愛らしいお蔵だこと!
重そうな家を背負わされているけど、ま、壊されるよりはね。
蔵の床面積は2畳程度で、高さは約2メートル。
とはいえ、大谷石でつくられているっていうんだから本格派だ。
記事によると、
かんぬきや錠前などは、ほぼ建造時のままで残されていたとのこと。
だけど、あらら、この蔵、道路拡張工事による住宅の改築工事のために
10月にも取り壊される予定なんだそうだ。
郷土史家や不折の親族は「蔵の一部だけでも後世に残せれば」と保存方法を模索しているんだとか。

なんと、発見されたと思ったら、もう壊されちゃうのかぁ(T_T)。

中村不折の書庫蔵 民家が「内蔵」 _a0037414_11473537.jpg

明治時代のお蔵が残っていたなんて、さすが根岸という感じ。
こんなにコンパクトなんだし、どこかへ移築して保存する方法もあるんじゃないだろうか。

見学会もあるようなので、一度ぜひ現物を見てみたいもの。

中村不折の書庫蔵 民家が「内蔵」 _a0037414_1584384.jpg

by kiyotayoki | 2011-09-14 11:51 |