すこぶる贅沢なランチ体験
その初体験は、ランチタイムに起きた。
ある知人が事務所を移転したというので、そのお祝いを兼ねて新事務所を訪ねたのだ。
電話で「ならば、せっかくですからお昼をご一緒に」と言われていたので、
どこか美味しいお店に連れて行ってもらえるのかと期待しながら・・・。
新しい事務所は、マンションの5階にあった。
壁の片方がほぼ前面ガラス窓なので、採光は申し分なし。
窓の外は比較的大きな公園なので、見下ろすと黄色く色づく銀杏の木々が目に飛び込んでくる。
フロアの真ん中には2階に上る螺旋階段があって、そこは吹き抜けになっているので、
コンパクトな事務所ではあるけれど、とても開放感があった。
聞くと、メゾネットタイプの住宅用のマンションの部屋を事務所として使うことにしたらしい。
細長いフロアの奥を見ると、10人ぐらい座れそうな食卓があり、そこにお皿とフォークやナイフがセッティングされている。
「?」
きょとんとしていたら、事務所の主である知人が、
「今日はせっかく来ていただいたので、こちらでご一緒にランチをと思いまして」
と、おっしゃるではないか。
しかもなんと、今日のランチのために、イタリアンのシェフに出張してもらっているというのだ!
出てきたのは、アンティーブにマグロを乗せた前菜から始まるランチコース。
僕たちのためだけに一流のシェフが調理をしてくれるなんて、これを贅沢と言わないで何を言わんか、でしょ。
どの料理もとても美味しかったので、写真を撮るのも忘れ、やっと撮ったのがこちらのデザートのお皿。
昼間からワインまでいただいたので、この写真を撮った頃にはほろ酔い気分になっておりました。
いやホントにご馳走様でした。
とても贅沢で、素敵なランチタイムでした♪