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映画の心理プロファイル

「だけじゃない、テイジン!」

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前回の『ポーリー』でマリーに扮していた女の子ハリー・ケイト・アイゼンバーグちゃんは、その後も『アンドリューNDR114』や『インサイダー』に出ていましたが、今年13歳になるといいます。どんどん成長していくお年頃ですから、子役としてはこれからが正念場ですね。

子役といえば、前から可愛い女の子だなーと思っていた帝人のCMの女の子“カトリーヌちゃん”も1月7日でめでたく11歳になったそうです。
そういえば、最新のCMを見るとお色気も出てきた感じ。となると、今まで成長を見守っていたカトリーヌちゃんファンはちょっと心配かも。他の子役とバトンタッチする可能性が出てきますものね。
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ところで、カトリーヌちゃん、本名はマノン・ゴランって名前なんだそうな。
1994年1月7日、フランスはパリ生まれ。
フランス人の女の子を採用する時、「名前はやっぱりカトリーヌだな」ってことになったんでしょうか。
その時、CM制作者の脳裏にフランスの美人女優カトリーヌ・ドヌーヴの顔が浮かんだかどうかは定かではありませんが、「フランス人女性の名前=カトリーヌ」って図式が日本人の頭にステレオタイプとして出来上がっているのかなあ(明日、学生たちにアンケートとってみようかしらん)。
語尾の「ヌ」という発音がフランス語らしい響きがあるせいかもしれませんね。また、音声学的に見ても「カトリーヌ」という名は、とても女性的、っていうか柔らかくて優しい響きを持つ名前です。
それは濁点がないから。
濁点のある名前とない名前を比較してみると、それがよくわかります。

《濁点のある名前》       《濁点のない名前》
ブリジット(・バルドー)     カトリーヌ(・ドヌーブ) 
ジャンヌ(・モロー)       ソフィー(・マルソー)
ジュリエット(・ビノシュ)    アヌーク(・エーメ)

濁点のある名前を持つ女優さんは、なんとなく勝ち気な感じがしますよね。
名前は生まれてから何千何万回と耳にするし、自分でも使いますからその語感に人は随分と影響を受けます。優しい女性に育って欲しいなら、なるべく語感の優しい、つまり濁点のない名前をつけてあげるといいかも。
ただし、優しい語感の名前をつけたからって、みんながみんな優しげな女性になるとは限りません。
アジャ・コングの本名は宍戸江利花(えりか)さんですし(^^;)。
でもさすがに「えりか」みたいな優しい語感の名前じゃリングネームにはふさわしくない。だから、アジャ・コングって濁点が2つも入った強そうな名前にしたんでしょうね。
   
by kiyotayoki | 2005-01-11 15:29 | ART