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映画の心理プロファイル

フィリップ・ジャンティ・カンパニー公演『世界の涯て』

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久しぶりの観劇。
観たのは、以前から興味のあったフィリップ・ジャンティ・カンパニーの新作。
『世界の涯て Lands End』(渋谷パルコ劇場)

観たいなと思ったのは、フィリップ・ジャンティの作品が、ダンス、マジックから文楽の手法を用いた人形遣い、幻想的な音楽、そして高度な演劇性まで、様々な要素を盛り込んで、舞台の上に夢のような不思議世界を具現化してしまうアートパフォーマンスだと評判だったから。
トリック・アート(Optical Illusions)好きとしては見逃せません。でしょ(^^

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いやあ、評判通りというか、それ以上というか、
いきなり人形の型枠が生身の人間に変わったかと思いきや、人間がステージの床に消えていっちゃうというマジカルなイリュージョンが披露されます。
その後も、紙や布、不思議な魅力を放つ人形を交えたダンスやマイムが次々とくり広げられていく。
もうステージ上は、ノンストップの幻想世界♪

特に左の画像の、昆虫男と女の子の絡みは、ユーモラスかつエロチックでゾクゾクいたしましたよ。
昆虫男は、文楽の操作法を真似て4人で操作。だから動きも細やかで、時おり羽根をブブブと震わせながら女の子にまとわりつく昆虫男、最後は彼女を繭の中に絡め取ってしまいます。

舞台の魔術師といわれるフィリップ・ジャンティ氏、元々はマリオネットを得意とするパフォーマーだったらしいので、人形を使ったパフォーマンスはお手の物なんでしょうね。

一応、ストーリーはあります。
だけど、そのストーリーを説明するのは、なんかヤボな感じ。
もう観てもらうのが一番なんですが、舞台というのはTVや映画と違って観られる人が限られてる。
う~ん、残念。
でも、ただ残念がっていても仕様がないので、動画を探してみました。
そしたら、あったあった♪
3分ほどしかありませんが、舞台の雰囲気を味わっていただければ幸いデス。

公演の動画

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by kiyotayoki | 2007-12-03 18:06 | ART