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映画の心理プロファイル

『ブルー・サンダー』(1984 米)

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原題:『BLUETHUNDER』(109分)
監督:ジョン・バダム
原作・脚本:ダン・オバノン、ドン・ジャコビー
音楽:アーサー・B・ルビンスタイン
出演:ロイ・シャイダー
    ウォーレン・オーツ
    キャンディ・クラーク
    マルコム・マクダウェル
    ダニエル・スターン

それまでにない厳つい外装で、最高時速は320Km♪
操縦士の見た方向へ自動的に照準を合わせる強力ガトリング砲♪
ライフル銃の弾丸ぐらいは軽く跳ね返す装甲♪
静音飛行ができ、赤外線暗視装置まで搭載、壁の向こうも見通せる♪
そんな、男の子ならみんなワクワクしそうなスーパー機能を備えた戦闘ヘリが登場する、当時(1984年)としては画期的な映画がこれ、『ブルーサンダー』だった。

何が画期的かって、その戦闘ヘリがこの映画のために造られたものだったってこと。
しかもミニチュアじゃなく、実際飛行も可能。さすがハリウッド映画だなぁと驚いたもんです。
その外観がこちら。
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このブルーサンダーがF16や別の戦闘ヘリと空中戦を、なんとロスの街中でくり広げちゃう。
それだけでもポイントが高いのに、主演がお気に入りのロイ・シャイダーで、敵役は『時計仕掛けのオレンジ』の片目付け睫毛男マルコム・マクダウェルときた。しかも、好漢ウォーレン・オーツの遺作だと知って、公開初日に映画館にはせ参じたことをいまも覚えてる(^^ゞ。
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シナリオは、なんか消化不良というか、ツッコミどころ満載ではある。
だいたいロス五輪の警備のためとはいえ、こんな物騒な攻撃ヘリを配備する必要がどこに・・・
あ、そういや、どこかの国でも某国のロケット(ミサイル)迎撃のために超高額な武装を配備してたっけ(^^;。

だけど、そんな不満を吹き飛ばすくらいのケレン味たっぷりの映画ではありました。

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今回、見直してみて嬉しかったのは、
エンドタイトルの最後のウォーレン・オーツへの悼詞にスタッフ・キャストの愛が感じられたこと。
普通なら一言ですますところを、こうあったのだ。

for Wallen Oates
with love for all the joy
you gave as   
by kiyotayoki | 2009-04-20 09:43 | 映画(は行)