映画の心理プロファイル

『タイタニック』(1997 米)

a0037414_10465034.jpg
原題:『TITANIC』(189分)
製作・監督・脚本:ジェームズ・キャメロン
主題歌:セリーヌ・ディオン my heart will go on
出演:レオナルド・ディカプリオ
    ケイト・ウィンスレット

防災の日にちなんで、今日はこの映画を選んでみました。
史上最悪の海難事故にラブストーリーをからめて描く、アカデミー賞を11部門
も獲得したスペクタクル・ロマン超大作です。

1912年、処女航海のタイタニック号は様々な階級、様々な人種、様々な夢や
希望を抱いた人々を乗せてイギリスのサウザンプトンを出港します。
乗客の中には、新天地アメリカに夢を抱く画家志望の青年ジャック(L・ディカプ
リオ)、そして上流階級の娘ローズ(K・ウィンスレット)の姿も。
普通の生活をしていれば出会うはずのなかった2人。
そんな2人を出会わせてくれたのは、タイタニックという閉じられた空間でした。
2人は互いに惹かれ合い、恋に落ちます。
けれど、その行く手には・・・。

運命の日である4月14日。
タイタニックは巨大な氷山と接触。その巨体は刻一刻と冷たい海の中へと引き
ずり込まれていきます。さて、2人の運命は・・・・。

応用心理学の一分野に『災害心理学』があります。
災害と人間心理の関係を研究する学問ですが、その研究者曰く、
「災害時、人は愚かになる」。
人間はパニックに陥ると、複雑なこと、わかりにくいことはできなくなってしまう
生き物だというのです。
たとえば、いつも自分が使っている通路が地震で通れなくなっただけで、混乱
して別の道を考えることができなくなってしまいます。
実例として、ビル火災で、引けば開く扉を最後まで押し続けて息絶えた人が
いたとか。

では、パニックにならずに冷静でいるにはどうすればいいのか。
それは「自分のことではなく、人のことを考える」こと。
スチュワーデスが冷静に避難誘導ができるのは、もちろん日頃訓練をしている
こともありますが、お客の命を守るという使命感があるから。
恋人のため家族のためと思うと、人間は不思議と冷静でいられるというのです。

ジャックとローズがパニックにならず、なんとか船外に脱出できたのも、互いに
相手を思う気持ちが強かったからかもしれませんね。
[PR]
by kiyotayoki | 2004-09-01 10:51 | 映画(た行)